2017年10月30日月曜日

台風一過の【ボルドー色の富士山】





先日、初雪化粧をしたばかりの【富士山】が
夕陽を浴びて秋色の【ボルドー色】に 着替えました。
16:42

山梨県下は、朝から夕方にかけて風が強く
東京では“木枯らし1号”も吹いたようですね。

★「木枯らし1号」の定義は

時期:10月半ばから11月末まで
気圧配置:西高東低の冬型
 風向:西北西から北
 風速:最大風速がおおむね8m/s以上

tenki.jpに
山梨県のアメダス実況(風向・風速)(2017年10月30日) 
甲府地点  最大風速(m/s)13.4 (10:50)
の記録がありました。 


「木枯らし1号」の発表は、東京と近畿だけでするそうですが
山梨でも、西北西から風速13m/sが観測されていますので
“木枯らし1号”が吹いたと言えますよね! 


気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
  <観測地点河口湖>

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。



気象庁天気図 15:00


そして今日は…西高東低の冬型の気圧配置となり
気象衛星画像に【カルマン渦】が見られました。

高知大学気象衛星可視画像 15:00


高知大学気象衛星赤外画像 15:00



2017年10月26日木曜日

富士山の“初雪化粧”と台風22号




15:50


16:40

今朝の甲府盆地は、放射冷却現象により
【盆地霧】が発生して、幻想的な風景です。

濃霧が徐々に消滅して、青空に初雪化粧をした
富士山が現れて、美しい【冠雪富士】となりました。



気象庁天気図 18:00



台風経路図 (台風5日進路予報)

台風第22号 (サオラー)
平成29年10月26日18時50分 気象庁発表


<26日18時の実況> 
大きさ - 
強さ - 
存在地域 フィリピンの東 
中心位置 北緯 18度55分(18.9度) 
 東経 131度50分(131.8度) 
進行方向、速さ 北北西 20km/h(12kt) 
中心気圧 992hPa 
中心付近の最大風速 23m/s(45kt) 
最大瞬間風速 35m/s(65kt) 
15m/s以上の強風域 北側 440km(240NM) 
 南側 390km(210NM)

先週の週末に台風21号が去ったばかりですが
また、今週末に台風22号が本州に接近する予想です。
御注意下さい。





2017年10月24日火曜日

【乳房雲】




富士山方面の空が、薄いブルーと
黄色っぽい雲で彩られ
綺麗な夕景です。

気圧の谷の接近で大気の状態が不安定になって
【乳房雲】が発生しています。
16:43



高度も風向きも違う【高層雲】同士がクロスいます。

【高層雲の二重雲】16:45


富士山ライブカメラ【河口湖逆さ富士カメラ】
16:55

夕焼けと乳房雲と富士山のベストショット♪


高知大学気象衛星赤外画像 17:00


気象庁天気図 15:00



2017年10月23日月曜日

台風一過と【富士山初冠雪】






台風一過の雲間から、山頂が見えたり、隠れたり
やっと初冠雪が観測されました。

平年より23日遅く、昨年(10月26日)よりも
3日早い観測です。

甲府盆地より 12:28


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台風21号が山梨県内に、最も近付いた時間帯の風の様子です。
気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)



2017/10/23  01:00~7:00 <観測地点河口湖>


2017/10/23  03~9:00  <観測地点水戸>

「台風」
ウィンドプロファイラのデータを用いて、台風の通過や
台風の位置や構造を把握することができます。
風向が反時計回りに変わった場合は
台風が観測局の東側を通過したことが
風向が時計回りに変わった場合は台風が
観測局の西側を通過したことが分かります。

また、台風が構造を保っているときは、
地上付近から上空まで風向がほぼ同時に変わる様子が伺えますが
台風が上陸などして構造が崩れ始めると風向の変化する
タイミングがずれるようになります。

出典…気象庁ウィンドプロファイラ



高知大学気象衛星赤外画像 3:00


気象庁天気図 3:00




2017年10月21日土曜日

台風21号(ラン)に御注意を!


超大型で非常に強い台風21号は、1959年に発生した
【伊勢湾台風】に似ているという…下記↓

(参照URL)
https://weathernews.jp/s/topics/201710/180115/
ウェザーニューズ 10/21(土) 12:11配信



台風第21号 (ラン)
平成29年10月21日18時45分 気象庁発表

 <21日18時の実況> 
大きさ 超大型 
強さ 非常に強い 
存在地域 南大東島の南南東約330km 
中心位置 北緯 23度00分(23.0度) 
 東経 132度20分(132.3度) 
進行方向、速さ 北北東 30km/h(15kt) 
中心気圧 925hPa 
中心付近の最大風速 50m/s(95kt) 
最大瞬間風速 70m/s(135kt)



10月23日9時  気象庁予想天気図

23日(月)首都圏を通過、直撃する模様ですが
明日(日)にも大雨、暴風、沿岸部では高波、高潮に
注意が必要です。

※各自治体から出される避難情報等に留意して
命を守る行動を心掛けるとともに、万全の備えをして下さい。



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下記は、瑠璃が利用しているテレビのリモコン【dデータ】
台風情報を確認する方法です。

1チャンネル(NHK総合)
dデータ→【気象情報】を選択。

メニュー【気象レーダー】を選択。
降水の強度が5分間隔で更新されるので、
現在の位置と、今後のルートの予測が出来ます。

メニュー↓【台風情報】を選択。
台風予想進路・台風に関する情報が見れます。

メニュー↓【各地の降水量と風】を選択。
風向き、風速、降水量(1時間・24時間)を調べることが出来ます。




2017年10月20日金曜日

【層雲】



富士山の初冠雪もそろそろですね…
今年はいつになるのでしょう。
この様子では、秋は短くて
あっと言う間に終わってしまうのでしょうか?

富士山方向、甲府盆地南部の【層雲】13:00



10月17日 夕方の【層雲】


高知大学気象衛星赤外画像 13:00


気象庁天気図 12:00



前線の影響で、愚図ついた天気が続いていますが
気になるのは、台風21号の動向ですね。

台風第21号 (ラン)
平成29年10月20日15時50分 気象庁 発表

<20日15時の実況> 
大きさ 超大型 
強さ 強い 
存在地域 フィリピンの東 
中心位置 北緯 19度40分(19.7度) 
 東経 130度05分(130.1度) 
進行方向、速さ 北 15km/h(9kt) 
中心気圧 950hPa 
中心付近の最大風速 40m/s(80kt) 
最大瞬間風速 60m/s(115kt) 

23日(月)に本州に最も接近し上陸が予想されます。
数日前からの雨で、地盤が緩んでいますので
落石や土砂災害が起こる恐れがあります。
十分警戒して下さい。



2017年10月5日木曜日

【高積雲】の半透明雲と層状雲



6:55

富士山上空に、高積雲らしき層状の雲が
帯状に輝いています。

朝日が照明係です! 


8:45

分厚い高積雲が、びっしり敷き詰められていますが
太陽の位置が分かるので…
【高積雲の半透明雲】ですね。



雲のシート【高積雲の層状雲】 9:06


高知大学気象衛星赤外画像 9:00



気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)で
 上空の風の様子を調べてみました。
 <観測地点河口湖>

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。

午後2時頃まで、風向も風速も一定した西寄りの風が
7000m付近(高積雲の発生高度)に継続して
観測されています。



気象庁天気図 9:00