2015年8月30日日曜日

富士山東側に発生した【吊るし雲】





夕方、富士山方向に青空と【高積雲】が見え始めると
東側に【吊るし雲】も出現しました。17:18




上空の風の様子を、気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図) 
<観測地点河口湖>で見てみました。 

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。

夕方の上空には、かなりの強風が吹いていた様子が
窺えますね。


気象庁天気図 18:00

秋雨前線の影響で、東海から関東に低気圧が移動しています。

今週も、前線が停滞する影響で、曇りや雨の日が多くなりそうですね。




2015年8月27日木曜日

夕方の雄大積雲



神奈川方向に数個の【雄大積雲】が連なって発生していました。15:27


富士山と御坂山系の間に溜まった雲海が、峰を越えて溢れ出すことがあります。
雲が滝のように流れて【滝雲】が発生しています。16:00


甲府盆地上空から富士山方向に並んだ【積雲】の上に
【積乱雲】と呼べそうな雲も発生。16:00


高知大学気象衛星可視画像16:00


その後、【かなとこ雲】になるのかな?…と、思って様子を見ていましたが
富士山方面に、真っ黒な雲底が広がり
その雲の隙間から、夕焼けに染まった【無毛雲】が
オレンジ色に輝いていました。




2015年8月18日火曜日

巻雲と富士山東側の【帯状レンズ雲】





甲府盆地は、まだ猛暑日が続いていますが、空は日に日に、
秋が近付いているのを想わせる様な、美しい【巻雲】が発生していました。
画像左上に、【日暈】の一部が写っています。12:50



高知大学気象衛星可視画像13:00

東海から関東にかけて、美しい巻雲が見られますね。


夕方、やっと富士山方向の雲がはけて久し振りに姿をみせました。16:45





上空の強風が富士山の東側に、見る見るうちに長い【帯状レンズ雲】を作り
夕陽に反射して迫力を増していました。18:05

あちこちの地震雲のサイトで、地震雲では?と騒がれていますが
どうなのでしょう・・・




2015年8月10日月曜日

ハロ(日暈)と環天頂アーク



朝の甲府盆地には、巻雲や高積雲の大河が横たわり
お昼には、ハロ(日暈)が発生していました。
ハロから離れて【環水平アーク】も見えていましたが
ぼやけていたので、写真は諦めました。12:30


高知大学気象衛星可視画像13:00
甲府盆地から西にヴェールの様な【巻層雲】が発生していますね。


夕方の【幻日】を期待していたら…右幻日が出現!
ですが…薄く小さくて失敗作となりました。

もう、こうなったら【環天頂アーク】を待つしかない、と思っていたら、、、
なんてラッキーでしょう♪♪

環天頂アークに一部が接しているのは上部ラテラルアークかな?
だとすると、とても珍しい現象ですよね!!

環天頂アーク16:45


今日の甲府盆地で見られた【大気光学現象】は

①ハロ ②環水平アーク ③幻日 ④環天頂アーク ⑤上部ラテラルアーク?

以上でした…。



2015年8月8日土曜日

久し振りに層状の【高積雲】




甲府盆地上空に、久し振りに【高積雲】が
空一面に層状に発生していました。
【ひつじ雲】と言った方が合っているかも…13:03

中央の縦のラインは、消滅飛行機雲なのか? 
それとも【隙間雲】なのか…紛らわしいですね。

別の可能性としては、飛行機雲そのものが
【ひつじ雲】と重なって見えているのか、、、不思議です!



高知大学気象衛星画像13:00

北海道、東北の太平洋側でも高積雲の発生が見られますね。



2015年8月6日木曜日

積乱雲、巻積雲、乳房雲



南アルプス方向の【積雲と巻積雲】 
12:20


甲斐駒ケ岳方向の【塔状積雲】 
12:22


繊細で綺麗な波状雲が真上に発生していました。
【巻積雲】ですね。

画像の下部の巻積雲は、細長く垂れ下がって
【乳房雲】になっていました。
13:24


東京方向の【積乱雲】 15:07


真上の雲の一部に【乳房雲】が見えています。
15:10

あちこちに積乱雲が発生している時は
大気の状態が不安定になっています。

この後台風13号が本州に接近して来ると
その影響で太平洋側には、巻雲や濃密雲が
多く見られると思います。



高知大学気象衛星可視画像 15:00

甲府盆地を取り囲むように【積雲】や
【積乱雲】が発生しています。



2015年8月1日土曜日

かなとこ雲と薄明光線と(ISS) 




夕方の東京方向に、【かなとこ雲】が発生していた。
16:00


高知大学気象衛星可視画像16:00    

【積乱雲】が甲府盆地を取り囲んで発生しています。




日没の甲斐駒ケ岳方向の積乱雲の隙間から【薄明光線】の
光の帯が放射状に広がっています。18:15


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


【国際宇宙ステーション(ISS)】

今夜は、ソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)で、国際宇宙ステーション(ISS)に
到着した、油井宇宙飛行士の搭乗する(ISS)を甲府盆地から見ることが出来ました。

【見え始め】 19:40に南西の薄い雲から現れ
【最大仰角】 19:43に真上を通過して
その後に、積乱雲から吹き出した多毛積乱雲の中に入り、
北東に向かって見えなくなってしまった。

観測地(甲府)を通過する時刻や、その時の気象条件でなかなかタイミングが
難しかったのですが、今夜は光り輝く(ISS)を見れたので、大満足です!

昨日は、液体の動きを観察するNASAの実験(Capillary Flow Experiment-2: CFE-2)
に関わる作業を行ったそうですが、次は、どんな実験を実施するのでしょうか。