2017年6月30日金曜日

富士山の【笠雲】と【吊るし雲】



18:26


明日、7月1日は富士山の山開きです。
ご来光を目的に登山される方も、天候が心配になりますが
午後3時過ぎに富士山が顔を出しました。

夕方、太陽高度が低い位置になって
夕陽が上層の雲を照らし、富士山の東側に【吊るし雲】が
浮かび上がって来ると、経過が気になって
結局、何も手が付かず。。。



18:39






18:40


18:43

このように長く尾を引くミルフィーユ形の吊るし雲は
【地震雲】なのか、、、検証範囲に入れています。
(検証期間 一週間以内)


上空の風の様子を調べてみました。

気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
 <観測地点河口湖>

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。

矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。



気象庁天気図 18:00

県内は、湿った空気の影響と梅雨前線が停滞して
大気の状態が不安定になっています。


その為に、東の空は大気の状態が不安定で
雲底が荒れて、こんな状態でした。
↓下記…15:48




2017年6月26日月曜日

【乳房雲】






日の入りまじかの夕焼けを期待していると
暗い灰色の【乳房雲】が姿を現し始めました。

高層雲の乳房雲ですね。 18:52



一列に並んでいます。


富士山上空には層積雲 18:52



気象庁天気図 18:00

本州の南岸に梅雨前線が停滞していて
大気の状態が不安定になっています。



高知大学気象衛星赤外画像 19:00




2017年6月24日土曜日

飛行機雲が【ケルビン・ヘルムホルツ不安定性】風に





甲府盆地上空に横たわる飛行機雲が、不思議な形状をしています。
18:11

風の影響を受けて流されて、南北に向きが変わったのかは分かりませんが
発生した飛行機雲が、このような
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性風に
変形したのでは、と思います。 

ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の原理

密度が違う液体や気体が、それぞれの動く方向が違ったり
速度が違うと境界面が乱れて【波】が出来ます。
それをケルビン・ヘルムホルツ波と言います。

この雲が発生していた時間は、30分位でしたが
この時間帯の空気中に、密度が違う流れがあって
時間の経過で渦巻きが生じたのでは、と推測します。



県内の上空の風の様子です。

気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
 <観測地点河口湖>

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。




気象庁天気図 18:00




2017年6月22日木曜日

【濃密雲】



夕方、暗い高層雲に覆われた北西(甲斐駒ケ岳)方向の

雲間から出現した【太陽柱】… 18:35



もう夕焼けも終りかな…と、閉めたカーテンの隙間が
一瞬にして明るくなり
南西方向に夕陽に照らされた【濃密雲】が
浮かび上がって来ました。
19:03



この時間に色づく雲は上層の【巻雲】か
【巻積雲】位ですね。

南西方向 19:03


高知大学気象衛星可視画像 19:00


気象庁天気図 18:00


北西方向の空がオレンジ色に輝いています。19:05


シルエットは甲斐駒ケ岳 
19:05


富士山ライブカメラ(忍野八海) 19:15

夕陽に照らされた【濃密雲】
美しいですね★



2017年6月19日月曜日

富士山の降雪と【巻雲】





薄く霞んだ富士山方向。
山頂が薄っすらと冠雪しています。 9:53

6月18日の深夜23:50に、日最低気温(-4.0℃)の観測がありました。

昨夜のうちに降雪があったようですね。


(富士山ライブカメラ)で確認してみます。


昨日の本栖湖


今朝10時の本栖湖

美しい冠雪に癒されますね~~



上空を【巻雲】が優雅に舞っています。

南西方向の【巻雲】 9:53


高知大学気象衛星可視画像 10:00


気象庁天気図 9:00




2017年6月12日月曜日

【ハロ】と飛行機雲




甲府盆地は高気圧に覆われて晴れています。

飛行機雲は発生から、どのくらい時間が経過したのでしょうか
一本だけが膨張して目立っています。 11:05




その飛行機雲のバックに22°【ハロ】 11:05

この二つが揃ったので、お天気は下り坂でしょうね、、、



気象庁天気図 9:00

南シナ海上に台風2号が発生しています。



高知大学気象衛星赤外画像 11:00



2017年6月6日火曜日

【放射状巻雲】と【ハロ】




昼前から薄雲が広がって来たので、今日こそ環水平アークが
出ないかなぁ…と期待していたところ、
西から【放射状巻雲】が移動して来ました。 
11:25

飛行機雲も膨張して【巻積雲】に変化していたので
いよいよお天気が下り坂に向かうのでしょう、、、



薄い【巻層雲】に全周22°【ハロ】が発生。
まぁまぁの虹色発色です!

結局、環水平アークは現れず、、、11:52



高知大学気象衛星赤外画像 12:00


気象庁天気図 12:00



夕方の日の入り…膨張した【飛行機雲】が
【巻雲】に変化
18:26


青空に映える【巻雲の房状雲】
18:26




2017年6月5日月曜日

飛行機雲由来の【巻雲】と【扁平積雲】





北東方面に発生した飛行機雲由来の【巻雲】の先端が
感電したかのように跳ねています。
 9:28

一般的には【巻雲の鈎状雲】と言われるかも知れませんが
1時間30分位、この状態で同じ位置に発生していました。

この様な現象を以前にも見たことがありますが
上空の寒気の影響によるものなのでしょうか。



気象庁天気図 9:00

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お昼の富士山の西側に【扁平積雲】が並んでいます。
扁平足と同様に、雲底が平らな形をしています。

後にモコモコと発達して【雄大積雲】や【積乱雲】に
成長する場合もあります。
 12:58



高知大学気象衛星可視画像 13:00