2016年3月20日日曜日

【層積雲の波状雲】と【雄大積雲】



風が急に冷たく感じて外に出ると
真上の波状【層積雲】が
元形を崩し、普段よく見かける位置と
違った向きに並んでいた。
 
17:19


波状の向きから、北東方向からの風の影響を受けて
いるのでは、と思い調べてみました。

気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図) 
<観測地点河口湖>

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを
横軸に観測時刻、縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)
矢印の方向は風向を示します。

また、上下方向の鉛直速度を色で表します。
上昇流は赤系色で、下降流または降水は
青系色で表現されます。

表示している風向風速は
観測前10分間の平均値です。

観測データから17:00過ぎに2,000m付近で
北東方向からの下降流が観測されています。

【層積雲】は、2,000m以下に発生する下層雲で
この大気の動きを捉えた、と推定します。




同時刻の東京方面に、モクモクと
【雄大積雲】が発生しています。

今日は、西高東低の冬型の気圧配置で
寒気によって太平洋側に【雄大積雲】が
見られたものと思います。

月も一緒に…17:20



気象庁天気図 18:00


高知大学気象衛星画像 18:00
 



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