今朝の富士山方面は、霞が掛かったうえに黄色っぽく
大気汚染物質が飛来しているのかと思い調べてみましたが、
それ程の排出量は観測されていませんでした。
特別に目を引く雲も、現象もないと思っていたところ、15時頃から雨が降りだして
雨上がりの富士山東側に【吊るし雲】が発生しているのを発見!!
(16:58)
富士山ライブカメラ(河口湖北岸) 17:00
吊るし雲の端が写っています。
気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
<観測地点河口湖>
ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。
上空では、かなりの強風が吹いているのが窺がえます。
しかし、この場所は、たびたび山梨県東部・富士五湖を震源とする
地震を引き起こしている断層【道志川断層】があります。
地形的な特徴もあり、気象要因としては、強風による【吊るし雲】ですが
【地震雲】の可能性も捨てきれませんので、一週間以内を様子見で
検証範囲に入れて置きます。