(富士山ライブカメラ精進湖 14:00)
今日の富士山方面は風が強く、モヤッと春霞が掛かっていました。
春霞は、平安時代から風物として和歌などに詠まれてきましたね。
今日の春霞は、こんな情景でしょうか…
在原 行平(ありわら の ゆきひら)
題しらず (古今23)
春のきる 霞の衣 ぬきをうすみ 山風にこそ みだるべらなれ
『春が着ている霞の衣はとても薄いので、山から吹く風に乱れてしまうらしい』
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春霞の発生メカニズムは、大気中の水分が植物の蒸散が
活発化するなどの要因によって増え
気温の低下などによって微粒子状(細かい水滴)となり
目に見える状態になる。
昼と夜の変わり目で気温差の大きい日に起こりやすい。(Wikipedia)
最近は黄砂やPM2.5などの微粒子により、引き起こされる場合も多い。
(微小粒子状物質)
(光化学オキシダント)
過去7日間の時系列グラフ(富士吉田測定局)
環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん提供)
因みに、富士吉田観測点の15:00データでは
ox (光化学オキシダント) 0.058ppm
PM2.5 (微小粒子状物質) 22μg/m3
ここ数日は、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が
高いことが伺えますね。
TERRA(MODIS)衛星画像(提供)
TERRAの気象衛星画像から推側すると
中国大陸からの人為起源の微小粒子
(PM2.5) の可能性があると思います。
(気象庁HPで黄砂の飛来はありませんでした。)
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