冬の強い季節風が 富士山の雪斜面を上昇する際に
積雲から切り離された断片積雲が 【風食】といわれる現象となって
舞い上がっているのを 見ることがあります。
今朝も富士山の山体から強風によって流された【ちぎれ雲】や
寒気によるパウダー状になった積雲が、朝焼けでオレンジ色に輝いていました。
寒い朝だったけれど、、、こんな現象に出会えて
とてもラッキーでした! 7:23
上空の風の様子を 調べてみました。
気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
<観測地点河口湖>
ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。
上空の寒気が流入して、対流(上昇気流と下降気流)が生じています。
西方向の朝焼け 7:23
冬型の気圧配置の寒気でパウダー状になった【積雲】が
あちこちに見られます。
富士山の東方向 11:40
高知大学気象衛星赤外画像 12:00
気象庁天気図 12:00
明日、明後日と厳しい寒さで、太平洋側でも局地的な大雪が
あるようですので警戒して下さい。