甲府盆地上空に、高積雲らしき雲が、はやい速度で形を変えて発生していました。
帯状の【レンズ雲】かな?、と観察していると
【蜂の巣状雲】になって、やがて消滅して行きました。 8:45
普段あまり見かけない場所に発生しているのが気になって
気象庁ウィンドプロファイラで調べてみました。
気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
<観測地点河口湖>
ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻、
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。
高度7000m付近で、強風が吹いています。
層状の雲 9:22
その後、西から分厚くて迫力のある雲が移動して来ました。
気象の雲形の分類としては【層積雲の層状雲】ですね。
水平に広がって、青空を二分しています。 10:10
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一方で、この様に、青空をハッキリと二分するような雲は【地震雲】としてnetで見かけ
検証して来ましたが、東北や北海道の太平洋側の海沿いでの発生があり
その後に大きめの地震がありましたので、【地震雲】の可能性も有り、として
検証範囲に入れて置きます。
雲の端のライン上…長野、山梨、伊豆箱根方面、が震源地の可能性があります。
※(あくまでも瑠璃個人の推測です。)
【富士山ライブカメラ】等で確認すると、発生時間は10:00頃から16:00迄
長時間にわたって発生し続けていました。
高知大学気象衛星画像 10:00
(画像を一部修正しました)
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※追記…2月5日 20:03
2016年2月5日 7:41分頃
震源地 神奈川県東部 最大震度4 M4.6 深さ30Km
上記の地震が発生しました。
観測して5日後に、震源地とほぼ近くで地震の発生がありました。
発生高度2000m以下の下層雲で、断面が断層のように厚みがあり
広い範囲にわたって発生し、空を二分する様なものは注視して
経過を観察する必要があります。