2016年12月26日月曜日

富士山東側に発生した【吊るし雲】




「日の出」の時間がだんだん遅くなって来ると、
朝の慌ただしい時間が過ぎてホット一息つく頃に、
朝焼けや【幻日】がみられる事があるので楽しみです。

今朝も富士山上空にハッキリと【右幻日】が見えていたのですが、
手が離せず撮影が出来なくて残念でした。

上空の強風により富士山の東側に【吊るし雲】が
形を変えては発生し続けています。9:57



【吊るし雲】の発生要因である上空の風の様子を

気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)
 <観測地点河口湖>で調べてみました。

ウィンドプロファイラで観測した上空の風を、横軸に観測時刻
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。



高知大学気象衛星可視画像 10:00


気象庁天気図 9:00





2016年12月16日金曜日

富士山の朝焼けと【笠雲】




今朝も北風がピューピューと吹き荒れる
寒い朝となりました。

富士山と笠雲は、朝日を浴びて
淡いオレンジ色に染まっています。

その美しさに見惚れていると
師走も忘れてしまいます。
(7:11)



10分後には【笠雲】がクラゲ状態になり

ふわっと、どこかに飛んで行きそうです。
7:21


気象庁天気図 6:00

冬型の気圧配置で晴れますが、北風で寒い一日ですね。


高知大学気象衛星赤外画像 7:00


2016年12月14日水曜日

【尾流雲】と冠雪富士山




甲府盆地では昨日の夕方から強い北風が吹いて
【強風・なだれ】注意報が発表され、先程解除となりました。

夕方の富士山方向に、上空の寒気に伴って
暗い雲底から伸びた【尾流雲】が黒い筋を引いているのが見えます。
少し前に【乳房雲】も発生していいたので
大気の状態が不安定だったのでは、と思います。15:45



気象庁天気図 15:00

冬型の気圧配置で上空の寒気が南下しています。




暗い灰色の乱層雲が通り過ぎると、裾まで真っ白に雪が降り積もった

美しい富士山が姿を現しました。16:30







2016年12月8日木曜日

飛行機雲由来の【巻雲】と【幻日】



【右幻日】 15:45



【左幻日】

お昼頃から、上空の湿度や温度などの気象条件で飛行機雲が発生した後に
巻雲や巻層雲に変わりながら偏西風に乗って流れて来ました。

その【巻雲】をベースに【幻日】が姿を現しました。15:45


「S字」に蛇行したりや「X形」にクロスして面白い形に変わっていました。16:10


色濃くなった【左幻日】 16:11


ライブカメラ絶景くん 16:20

クロスして…x-japanの【x】


高知大学気象衛星可視画像 16:00

筋状の雲を関東方面から眺めると…きっと【放射状巻雲】に見えていると思います。

【飛行機雲】のイベントは、夕方5時頃まで続いて終了しました。





2016年12月2日金曜日

飛行機雲由来の【巻雲】と【幻日】





甲府盆地は朝からスッキリと晴れ渡りましたが
午後2時頃から飛行機雲が広がり始めて

西の空に【幻日】が発生しました。
15:52


時間差で巻雲に変換したり
膨張したまま流れて行く飛行機雲



富士山方向の【飛行機雲】 
 15:55


高知大学気象衛星可視画像 16:00

関東南部-富士山-東海-近畿方面の
広がった飛行機雲が
偏西風に乗って流れているのが気象庁の
衛星画像の動画で見られますが、
こちらでも確認出来ます。



気象庁天気図 15:00

今日は西からの高気圧に覆われて、
関東では晴天域が広がりました。

こんな日には「国際宇宙ステーション」と思い調べると
運よく甲府盆地上空では17:05に南西が
「見え始め」ですのでスタンバイ!

他の航空機も飛行する中を、こちらに向かって
近付いてくる「ISS」
仰角は72度。光輝く雄姿は真上を通過して
北東方向に去って行きました。

みられてラッキー!

2016年11月28日月曜日

富士山上空の【尾流雲】と【濃密雲】




昨日の悪天候から一夜明けて、朝の富士山が
クッキリと見えています。

その上空を【尾流雲】が移動して行きます。
7:10


西方向 (9:22)


西から高層雲と思われる雲が移動して来ました。
ちょっと違うかな?
ポッテリして波打っているので【濃密雲】?

南アルプス方向 ( 9:22)


高知大学気象衛星赤外画像 9:00


気象庁天気図 9:00

冬型の気圧配置で気圧の谷の影響が
発生要因ですね。


雲形が不思議で気になるので「富士山ライブカメラ」で
様子を調べてみました。

富士山ライブカメラ(河口湖北岸カメラ)13:07
雲の塊がころっとして、
巻雲の【房状雲】に見えますね。


高知大学気象衛星可視画像 13:00

継続して筋状の雲(濃密巻雲)が発生中です!


★ すっきり晴れた、夕方の甲斐駒ケ岳 16:06




2016年11月27日日曜日

富士山の【笠雲】と東側の【吊るし雲】




富士山方面の上空は、東側のいつもの場所に

ドカンと巨大なミルフィーユ形の
【吊るし雲】が発生中! 
10:16


富士山は、スッポリと隠れ
【尾引き笠雲】 10:16



上空の風の様子を <観測地点河口湖>で調べてみました。

気象庁ウィンドプロファイラ(時間-高度断面図)

ウィンドプロファイラで観測した上空の風のようすを、横軸に観測時刻
縦軸に海抜高度で表した図です。
矢印の長さは風速(長いほど風が強い)、矢印の方向は風向を示します。
また、上下方向の鉛直速度を色で表します。上昇流は赤系色で、
下降流または降水は青系色で表現されます。
表示している風向風速は、観測前10分間の平均値です。

11時以降では継続的に強風が発生しています。


気象庁天気図 9:00

前線や低気圧の影響で上空は荒れていますね。



2016年11月23日水曜日

【福島沖でM7.4の地震】


2016年11月22日 5時59分
震源地 福島沖 M7.4
深さ 約30km

昨日発生した上記の地震は、気象庁によると、北米プレートに
北西と南東の方向から引っ張られるような力が働き、
断層が上下方向にずれる「正断層型」の地震でした。
また、3.11よりも陸よりで発生した地震で津波も観測されました。

今日の21:00現在で、震度1以上の地震観測回数が94回となり、
今後も同規模の地震の発生が予想されますので
十分な注意が必要です。

防災科学技術研究所Hi-net自動処理震源マップ
(2016 11/22 21:00~2016 11/23 21:00)



東日本 24時間 の震央分布図

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【今朝の天使のはしご】


朝の甲府盆地に一筋の光のスポット
【天使のはしご】 9:13




2016年11月15日火曜日

富士山の西方向から移動する【筋状の雲】




午後、富士山から少し離れた場所から北東方向に向かって
繰り返し発生し続けている数本の
【濃密雲】の様な雲が見えています。

目視でも分かる速度で成長して、上空はかなりの強風が
吹いていることが窺がえます。  
(13:24)



高知大学気象衛星赤外画像 14:00


高知大学気象衛星可視画像 14:00


気象庁天気図 12:00

前線を伴った低気圧が東海上にあって
東へ進んでいます。

前線や低気圧と気圧の谷の影響が要因となり
強風が吹いてジェット気流による【巻雲】で
「トランスバースライン」ではないかと推測します。

気象庁ウィンドプロファイラ観測データ(観測地点河口湖)では
高度8kmと9kmで、共に西南西から風速44(m/s) の
強風が記録されていました。