瑠璃が空観察を始めたきっかけは、3.11の東日本大震災です。
大切な家族が、つくば市で被災しました。
地震発生のメカニズムを知りたくて、netで色々調べているうちに
【地震雲】の存在を知りました。
身近な雲で地震の予知が出来るなんて!
その日から【地震雲】探しの始まりです。
毎日、空を観察していると、どれもこれも全てが怪しい地震雲に見えて来ます。
それなら気象が要因で発生する雲を、先に調べた方が手っ取り早いと考えて
WMOの雲の分類に基づく表を参考に“空とにらめっこ”
地震雲も含めた空の観察をして、3年半経ちました。
【地震雲】の仮説として…
地震雲は震源付近の岩盤が壊れる際に発生する電磁波によって作られ
その電磁波により、特徴的な雲が形成されると考えられています。
短いプロセスでの、瑠璃個人の見解ですが…
岩盤が壊れる際に発生する【電磁波】は、自然界の気象要因で発生した雲や
人工的につくられた飛行機雲にも影響を与えて
特徴的な雲を作ったり、変化させているのではないか?
つまり、【地震雲】は特別に発生するものではなく
震源地付近に発生していた雲が影響を受けて、成長を促進したり
変化したものではないか? と
科学的な証明は出来ませんが、空を観察しながら推測しています。
空観察での楽しみは、美しい【大気光学現象】に出合った時です。
皆さんも、ぜひ【大気光学現象】でググって調べてみて下さい。
虹=雨上がり…と思っていた方は、美しいアークや現象に、きっと心を奪われることでしょう。
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【地震雲に付いて】
震災以来山梨では、東部・富士五湖を震源とする地震以外に
大きな地震は発生していないので、
こちらを震源とする地震を調べてみました。
震度3以上を観測する地震は、震災後、今日現在までに9回ありました。
その中でも、下記に発生した地震が一番大きく、印象に残っている地震です。
2012年1月28日 7時39分頃
山梨県東部・富士五湖 M5.0 最高震度4
2012年1月28日 7時43分頃
山梨県東部・富士五湖 M5.5 最高震度5弱
上記の地震に対応する【地震雲】は、6日前に(2012年1月22日)撮影した
吊るし雲とレンズ雲が【地震雲】として検証し、記録してあります。
参考までに…下記
【地震雲】(1)
富士山東側から神奈川方向に、長く尾を引いて発生した【吊るし雲】
この【吊るし雲】の下が震源地になり
尾を引いた地域でも、大きな揺れが観測されました。
【地震雲】(2)
同日、富士山東側から甲府盆地上空に、
何本も並んで発生した【うなぎレンズ雲】です。
気象の通用名は【層積雲のレンズ雲】ですが
ここでは、敢えて使用しています。
【吊るし雲】(1)は、朝から夕方まで発生し続けましたが
午後から発生した【うなぎレンズ雲】(2)は
通常発生したことのない方向から
勢いよくムクムクと現れ、pcで画像に取り込み確認すると
筋の様な不思議な【光】を発していました。
以上が、瑠璃個人が【地震雲】と推測するものです。
【地震雲】を否定する方々もいらっしゃいますが
瑠璃個人は【地震雲】は存在する、と思います!
★これからも雲の観察を継続して行い、結果的に【地震雲】を
地震予知に役立つように繋げていけたら、と思っています。