2015年3月29日日曜日

高積雲と富士山の笠雲




       朝(9:40)の富士山は、笠雲がかかって                  
東側には帯状のレンズ雲も発生。

富士山に笠雲が掛かると【雨】と言われる通り
 この後、お天気は下り坂になり
夕方には雨が降り出しました。



東京方向の【高積雲の半透明雲】
その後に、空は曇って来ました。


高知大・気象衛星画像 提供 (10:00)

気象衛星画像でみた【高積雲】は
糊を塗ったようにベタッとした感じに写ります。


★お気に入りの過去画像から
  【高積雲の半透明雲】



【高積雲の波状雲】

別名…さば雲とも言います。


【高積雲の半透明雲】

厚めの高積雲でも、太陽の位置が分かれば
半透明雲ですね。


2015年3月28日土曜日

濃密雲




(富士山方向11:00)

午前中の富士山方向は、何本もの帯状の巻雲が
南に収束し【濃密巻雲】となって
その隙間から青空が見えていた。



長野南部方向


巻雲の発生は、気圧の谷の接近が要因とみられます。
気象庁・天気図 (12:00)


(TERRA衛星画像 提供)

 富士山を挟んで、美しい巻雲が発生していますね。
  今日は巻雲デーでした。( 白○が富士山)




2015年3月23日月曜日

積雲列



今日の甲府盆地は、西高東低の冬型の気圧配置となって
【積雲】の発生が多く見られました。
夕方、南アルプス方向の【積雲列】は、上空の寒気が強いために
パウダーを吹いた様に、舞い上がっては消滅していた。


気象庁・天気図提供 (18:00) 冬型の気圧配置



富士山方向にも、【積雲列】が発生して、
薄いピンクの夕焼けに 染まり始めていた。


富士山方面【積雲列】 2014-02-28



2015年3月22日日曜日

雄大積雲



大気の状態が不安定な、今日の夕方
東京方向(東)に発生していた【雄大積雲】です。
上空の寒気が強いためか、他の積雲は風に流されて
粉を叩いた様に、パウダー状になっていた。

この後、【雄大積雲】がさらに発達して積乱雲に成長したのか
山梨では、雷注意報が発表されました。


気象庁・雷ナウキャスト提供(18:00)


★お気に入りの過去画像から


【スーパームーンと雄大積雲】 2013-06-22


【雄大積雲】  2014-12-19



2015年3月20日金曜日

巻層雲の毛状雲


朝の9時頃に、長野方面(西)から
毛状雲が移動して来ました。



11時頃には、巻層雲の毛状雲が
空の広範囲を覆っています。

薄いハロも出現して
空は賑わってます。


山と山の間にたまった雲海が
山を越えて溢れ出すことがあります。

雲が滝のように流れて
【滝雲】が発生しています。(夕方)


今朝の富士山の【雲海】です。
富士山ライブカメラ(三ッ峠)提供


富士山ライブカメラ(三ッ峠)提供

夜に雲海が発生した時に
下の富士吉田市の街明かりが反射すると
こんな、幻想的な美しい光景になります。  



2015年3月18日水曜日

飛行機雲



富士山方面の飛行機雲


うっすらと【日暈】も

本日、朝(10:30)甲府盆地の飛行機雲です。
山梨は、航空機の通過が日本一と言われている通り
空全面が、飛行機雲のオンパレードです。
飛行機雲は、上空の温度、湿度、気圧などの条件によって発生し
「飛行機雲が広がると雨」…と諺もあり、お天気下り坂のサインです。



Flightradar24.com提供 10:35

山梨上空は何機もの航空機が通過中ですね。
 航空機が通過して数分後には、様々な形状に変化していきます。


飛行機雲の変化は多彩です。
どんな風に変わって行くのか毎回ワクワクします♪

過去画像を数枚載せますね。













2015年3月16日月曜日

春霞と乳房雲


今朝の富士山方面です。
春霞が掛かり、すっかり春めいて来ましたね。


お昼頃には、雲が広がって巻雲らしき?【乳房雲】が…
(画像の上部)


気象庁 天気図提供(12:00)
前線や低気圧が影響しての、乳房雲だったのかな、、、
夕方には雨になった。

雨で花粉の飛来が少し収まれば良いのにね!



昨日の【富士山の笠雲】です。16:30

2015年3月8日日曜日

空を観察する人。


瑠璃が空観察を始めたきっかけは、3.11の東日本大震災です。
大切な家族が、つくば市で被災しました。
地震発生のメカニズムを知りたくて、netで色々調べているうちに
【地震雲】の存在を知りました。

身近な雲で地震の予知が出来るなんて!
その日から【地震雲】探しの始まりです。

毎日、空を観察していると、どれもこれも全てが怪しい地震雲に見えて来ます。
それなら気象が要因で発生する雲を、先に調べた方が手っ取り早いと考えて
WMOの雲の分類に基づく表を参考に“空とにらめっこ”

地震雲も含めた空の観察をして、3年半経ちました。

【地震雲】の仮説として…
地震雲は震源付近の岩盤が壊れる際に発生する電磁波によって作られ
その電磁波により、特徴的な雲が形成されると考えられています。

短いプロセスでの、瑠璃個人の見解ですが…

岩盤が壊れる際に発生する【電磁波】は、自然界の気象要因で発生した雲や
人工的につくられた飛行機雲にも影響を与えて
特徴的な雲を作ったり、変化させているのではないか?

つまり、【地震雲】は特別に発生するものではなく
震源地付近に発生していた雲が影響を受けて、成長を促進したり
変化したものではないか? と
科学的な証明は出来ませんが、空を観察しながら推測しています。

空観察での楽しみは、美しい【大気光学現象】に出合った時です。
皆さんも、ぜひ【大気光学現象】でググって調べてみて下さい。
虹=雨上がり…と思っていた方は、美しいアークや現象に、きっと心を奪われることでしょう。
 
*************************************

【地震雲に付いて】

震災以来山梨では、東部・富士五湖を震源とする地震以外に
大きな地震は発生していないので、
こちらを震源とする地震を調べてみました。

震度3以上を観測する地震は、震災後、今日現在までに9回ありました。
その中でも、下記に発生した地震が一番大きく、印象に残っている地震です。

2012年1月28日 7時39分頃
山梨県東部・富士五湖 M5.0 最高震度4   

2012年1月28日 7時43分頃
山梨県東部・富士五湖  M5.5  最高震度5弱

上記の地震に対応する【地震雲】は、6日前に(2012年1月22日)撮影した
吊るし雲とレンズ雲が【地震雲】として検証し、記録してあります。
参考までに…下記


【地震雲】(1)



富士山東側から神奈川方向に、長く尾を引いて発生した【吊るし雲】

この【吊るし雲】の下が震源地になり
尾を引いた地域でも、大きな揺れが観測されました。



【地震雲】(2)



       同日、富士山東側から甲府盆地上空に、
何本も並んで発生した【うなぎレンズ雲】です。

気象の通用名は【層積雲のレンズ雲】ですが
ここでは、敢えて使用しています。


【吊るし雲】(1)は、朝から夕方まで発生し続けましたが
午後から発生した【うなぎレンズ雲】(2)は
通常発生したことのない方向から
     勢いよくムクムクと現れ、pcで画像に取り込み確認すると
筋の様な不思議な【光】を発していました。

以上が、瑠璃個人が【地震雲】と推測するものです。

【地震雲】を否定する方々もいらっしゃいますが
瑠璃個人は【地震雲】は存在する、と思います!

★これからも雲の観察を継続して行い、結果的に【地震雲】を
地震予知に役立つように繋げていけたら、と思っています。